仲間

見上げる空と電波塔

仕事終わりに外に出ると、まだまだ日が高く ちょっと 得した気分になる。 雲を探して しばらく 辺りを眺める。 前にそびえる電波塔のビル。 私が6年 お世話になったとこ。 違う場所で働いていたが、 取り壊しの為、皆 移動でここに。 契約社員で、 あの頃は…

動きだす

父が入院してからこの半年。 母は殆ど欠かすこと無く1日父の傍にいる。 周りは 「 もうそろそろ自分の時間を。」 と言うが 母は 「 50年以上連れ添って 父がしてくれた様々な事の恩返しをしたい。」 と頑なだ。 しかし話しかけても反応の薄い父に 時に誰より…

柔らかく まあるく

祝福してくれた周りの人を悲しませ 心配掛けた事で いつの間にか私は、 「今後 私は幸せになってはならない。」って 頑なに思っていた。 その思いが周りの関係や心を 更に軋んだものにしていたのも 自覚が無かった。 「まずは自分を満たす」 よく聞く言葉だ…

1月の。( その2 )

倒れた父が搬送された病院に向かう。 救急待合の横を通り処置室へ。 意識が混濁し 時折頭を触る仕草をするが 呼びかけには応えない。 開いた目にいつもの父は居なかった。 後悔、悲しみ、恐怖・・・負の感情ばかり押寄せる。 暫く経った頃、今後について説明が…

龍神様と。

小さな頃から木のフシが顔に見えたり 信号は自分の魔法で変わると思う ちょっと残念な子供。 基本は殆ど変わらず年だけ重ねた。 龍や女神に見える雲を探していつも空を眺めていたが何かの本で 「龍雲に意味は無い。たまたまそこに居ただけ。」と読み、見つけ…