後悔

おばさんからの手紙

手紙が届いた。 懐かしい文字。 便箋三枚にビッシリと、溢れる気持ちが綴ってある。差出人は高松で知り合ったおばさん。 娘が幼稚園に入った頃、散歩中のワンちゃんに 触らせて貰ったのがご縁。 夕方のお散歩時間に合わせて 娘は外で遊びながら待つようにな…

金刀比羅さん

父が倒れる直前に登った山がすぐ近くに有る。 遊歩道のある小さな山。 駐車場からは正味15分位かな。 神社の有る方とキャンプ場の2つの山が並んでる。 急に足が立たなくなってしばらく立ち上がれず 驚いたって話していたのを思い出す。 運動不足かと気に留め…

1月の。( その2 )

倒れた父が搬送された病院に向かう。 救急待合の横を通り処置室へ。 意識が混濁し 時折頭を触る仕草をするが 呼びかけには応えない。 開いた目にいつもの父は居なかった。 後悔、悲しみ、恐怖・・・負の感情ばかり押寄せる。 暫く経った頃、今後について説明が…

1月の。

もう三年近く父とはギクシャクしていた。 何度も考え直すように言われたが離婚したし、 その後、娘は不登校になるし。 長く教育現場に携わった父が、 1番身近にいる 娘と孫を諭す事が出来なかった事を悔やんでいると 母に聞いた。 しかし昔のように激しく叱…

この半年。

思い違いをしてた。 学校に行かなくなった娘に、少しでも寄り添いたいと思った。一緒にいて。と言われ仕事を欠勤し 挙げ句の果てに家の近くに転職までした。 仕事中も頭から離れる事はなかった。 帰りに学校に寄って先生と話した。 何の決定打も見つからない…

小さな反乱。

小さな頃から周りの顔色を伺って来た。 なるべく波風を立てないように生きてきた。 姉弟の中でひっそり目立たない。 そんな私が突然 離婚したから、周りはびっくり。 ◎あんなに盛大に結婚式しといて。 ◎子供もいるのに。 ◎豊かに 生きていけない。 ◎もう一度…

伝え聴き ①

お婆ちゃんは大分の日出に産まれた。 『花は霧島 軒の井じゃ おヨネ』と呼ばれる程の 綺麗なお母さんが居たらしい。 兄妹は三人。お兄さんと妹。 お兄さんは今の東京芸大の教授。 三島由紀夫の仲人さんで、 割腹事件の時は お婆ちゃんを見舞いに来ていてテレ…