梅ジャムと梅じい

今 働いてるのは、社員食堂。

初日から忙しく 戸惑うが 聞いてる時間、

迷う暇が無いのだ。とにかく動く。

 

普段、石橋を叩き過ぎて破壊する程

頭で考えてしまう私には新鮮だ。

そして忙しさがピークに来ると、

楽しくなるボタンが有ってね・・・。

「おじいちゃん、やっぱり私も商売人の血が騒ぐわ!」って思う。

 

祖父は、お魚屋さんだった。

とは言っても私とは真逆な 静かな魚屋さん。

父が、出勤前に魚市場に連れて行き買い付ける。

店舗は持たず自転車にトロ箱を積んで

お得意先の軒下で売る。

真面目でよく働くが

余り商売っ気が無く

掛けで持って行った魚の代金を

回収して回ってくれるのは近所のお寿司屋さん。

祖父は近所の人達に、とても大切にして貰っていた。

 

帰ると私に両手を広げて見せてくれる。

大小さまざまなウロコが貼り付いてるのを爪で剥がすのが楽しく 毎日夢中で剥がす。

きっと剥がす姿を見るのも好きだったのかな?

 

売り上げは缶ピースの空き缶に綺麗に分けられて。

今もふと振り返ってしまう香りは

缶ピースなのかも。

 

 

口数は少なかったが人が集まる事、

楽しい事は大好き。

私は祖父が笑うのが楽しみで、

水戸黄門や寅さんを見て笑う

祖父を見て笑っていた。

 

夏と冬には一緒にカマボコやシャケを持って

ご挨拶に回る。

「いぞっかい」ってずっと思っていたけど

後から「戦没者遺族の会」だと知った。

祖父は会長をしていて 遺族の方を労いに回っていたんだ。

本当に優しい人だった。

 

亡くなった時は従姉妹と大号泣。

余りに元気が無くなった私に

今まで行くと叱られていたライブに行けと

両親がいう始末!

その時のアンジーの曲、

今聞いてもサッと寂しい気持ち。

 

梅の花咲く 2月生まれの次男坊だから

梅次郎。

頂いた梅ジャムを食べながら

いろんな事を

思い出したんだ。

 

陽佳さん 有難うございます。

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