事件を呼ぶ女 3 ( 今ココ )

2つの仕事が始まったが

週末だけ。会う度、繁華街のママも

ラーメンのマスターも私の生活を

とても心配してくれて。

どちらも 「 本当は 毎日来てほしいけれど・・・ 」と

不景気を嘆く。

 

平日の仕事。探さないとな。

父の病院へ向かう途中でパート募集の貼り紙。

老舗のうなぎ屋さん。

おじいちゃんや父と行った思い出の店。

 

募集は 10時~2時30分  夕方5時~8時30分

家から歩いて5分。お昼休みに病院に通えるなあ。

早速電話を掛けてみる。

1月15日のお店のお昼休みに面接が決まった。

 

面接して下さったのは 大ママとママ。

ざっと経緯を話して しばらく週末は

掛け持ちしている事も伝える。

とりあえずやってみることになり

いつから働けるか聞かれ

「 今日からお願いします。」

夜の部から出る事に。

急いで必要な物を揃えに家に戻り

すぐに出勤だ。

歩いて5分。なんて有難い。

今までやって来た事 全部活かして頑張ろう。

大きな声はラーメンや食堂で慣れてる。

お座敷に上がるのか・・・筋トレしよう。

オーダーも取ったら大ママが

「初日にオーダー取ったのはアンタが初めてや!」

と笑った。

仕事が全く無くなったと思えば

一度に3つの仕事を掛け持ちする事になった。

 

期間限定では無い仕事が見つかって

ホッとしたが 入ってみると驚く忙しさ!

1日の捌く量が決まっている為 売り切れると

午後からの仕事が無い事もしばしば。

しかもうなぎの生態は未だ謎に包まれていて

いつ とれなくなるかも解らない・・・・・・。

あれ?ちょっと不安・・・。

でも、忙しいと段々 楽しくなるスイッチが入る私。

よし! とにかく頑張ってみよう。

 

こうして 朝からお昼までうなぎ→昼休み父の病院→午後のうなぎ→週末は繁華街とラーメン店と言う

生活が始まった。

ラーメンとうなぎは時間勝負。

お客様を待たせない。

その感覚でおツマミを出し繁華街のママに

「ゆっくりお酒を楽しむ所よ!」って・・・失敗したり。 どの仕事もそれぞれ勉強になる。

みんなそれぞれ あたたかい。

 

本当は どっぷりぬるま湯に浸かって居ようと

思ってた。何の変化も無くただ静かに

過ごす日々を描いていた。

父の入院からいきなり氷水に突き落とされるような

出来事が休み無く続いたが、

今となっては これで良かったのだと思う。

言い表せない思いもまだまだ有るが

少しづつ残して行けるかな。

 

 

一度 底打つとハードルの高さも

変えられる事に気付いて今は全てが愛おしい。

 

3つ掛け持ちは1月一杯で終わり、

2つは無事に卒業。

2月からはうなぎ1本で頑張る事になった。

 

今も 繁華街のママやラーメンのマスターに

 「 時々ふと心配になる! 」と連絡頂く。

楽しく働いてると伝えると安心してくれた。

 

ありきたりだけど ご縁に感謝だなぁと

思わずにはいられない。

 

なんだかね  強くなってる。

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